青少年の自殺について

 この日は5名の参加。初参加の方(男性)が1名。

 

 神奈川県で10代の方が飛び降り自殺し、30代の方が巻き添えになって亡くなるという事件があり、亡くなった方や周りの方のことを考えると心の整理ができません。

 難しいテーマですが、今回取り上げてみることにしました。

 この事件について報じたBBCの記事

  https://www.bbc.co.uk/news/articles/cg4yp1ve2kno

を読み(邦訳付き)、あわせ

  令和5年中における自殺の状況

  (厚生労働省、警察庁)

  R5jisatsunojoukyou.pdf (npa.go.jp)

および

  令和5年版自殺対策白書|自殺対策|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

から統計データ等を抜粋し、皆で読み込み、

理解を深めたうえで、意見交換(日本語で)しました。

 

 BBCの記事にあるデータは基本、正しいものでしたが、1点、子どもたちの8月31日の自殺の多さを強調し過ぎているところは気になりました。小中高生の令和5年中の自殺総数は513人ですが、そのうち8月の自殺総数は52名に留まります(上掲「令和5年中における自殺の状況」より)。

 

 10代の方の自殺が増えてきていることは明らかです。それに対して各種の施策が打たれています。大事なことと思います。ただ、自殺率そのものでいけば50代が常に最も高いことを忘れてはいけない、という趣旨の指摘もあり、そのとおりと思いました。

 

 このほか、精神保健福祉にどう繋げるか、生活保護を受給しないがギリギリの人々のこと、都道府県別の自殺率、各国の状況なども話題になりました。

 

 次回は11月24日(日曜)午前。

 テーマは直前で決まります。決まったらホームページ上に掲載する予定です。